同系統の一致性に工夫をもたらしたカラーの絶妙なバランスと飽和が、キバタの歴史を物語るようです。背景となったビロードがレンズのボケ味が功を奏して静かになにかを語りかけているような効果を出せたのは偶然性という作品製作には欠かせない要因が貢献したと考えられます。デコレーションのそれぞれのパーツは結集によって機能することが殆どですが、その単独によるエクスプレッションが逆にめを引く創造の世界となることもあります。ディスプレイは無限に可能性を秘めた細やかな表情で構成されるのですが、それら各々を縦横に駆使することによってより豊かなものに発展することが基本となるのではないでしょうか。
