美は細部に宿る

何かを作り上げようとする際、まずは全体像をイメージし筋道を立てて一つ一つの行程をクリアしていくというのが、制作に対する主なやり方と言えるでしょうか。例えばカレーを作るならまずビーフかポークかチキンかメインテーマを決め、それに応じて材料を選定し調理器具を用意し、下味を付け火を通して...などと行程を重ねた末にカレーとして出来上がります。最初にイメージした味や形にするために各過程があるのです。フォトスタジオにおける写真撮影も同様に、機材やライトうんぬんの前にまず最終仕上がりを明確に描き、そこから逆算的にセッティングをしていくことが王道です。さらにプロとして最高の出来上がりを常に目指す上では、イメージの100%の再現をするために各過程への気配り、こだわりも捨てて置けません。美は細部に宿ると言われますが、完成というのは数々の要素の積み上げによって成立するものであり、写真の完成度を高めるには全体のイメージの精度はもちろん、最小単位にまで精度を求めることが肝要です。クリエイターのコラボレーションであるフォトスタジオでは、それぞれのスタッフが異なる価値観を持ちつつも先に述べたような視点を持って作業を進めていくことで、いい写真を生み出せるのではないかと考えています。