インパクトの意味

広告業界の画像を提供する現場で、クライアントから、よくインパクトのあるものをお願いします、という依頼を受けるのですが、このインパクトの意味は、単に強烈に印象に残るイメージの強いものを望んでいるのではなく、今までには無い、常識的な範疇から抜きん出た、他社との比較に於けるアイデアの豊富なもの、というニュアンスがあります。広告で最も最悪な構成は、よく見かける、奇をてらい過ぎて商品自体が不明瞭、ターゲットが偏っている等、非論理的な感覚を消費者に植え付ける物、と言う事が出来ます。目から入る要素が大きい映像業界では、ややもすると芸術的な観点から仕事を完結させよう、とする場合がありますが、あくまで消費者に対する購買意欲をそそるところに主旨が存在する以上、理論に裏づけられた安定した洞察力が必要なのは、言うまでもありません。独りよがりにならず、クライアントの要望をよく理解し、正当な実力を発揮することが、インパクトのあるものに繋がるのではないでしょうか。