プロの原点

あらゆるジャンルの一流のプロと言われる人たちとプロに憧れるアマチュアの違いは、それがたとえ子供であっても自分の職業に対する真剣さの違いのように思う。現在、テレビを見ると必ず一日に一回は登場するあの名子役でさえ自分の職務にひたすら真剣に挑んでいる。そうする事が彼女の生活そのものであり、生きている証なのである。ところが、この間、同級生である3人の友達が登場した。いずれも彼女のような引っ張りだこの女優になりたいと言う。ここが違う。同級生たちのやりたいことは仕事ではなく、あくまでスターである彼女自身になりたいと思っていることである。幼い子供がウルトラマンやシンデレラになりたいと言っているのと全く同じ感覚で憧れているに過ぎない。もっとも、それで普通だと思う。しかし、普通ではプロには永久になれない。彼女にはあこがれは存在しない。共演者と同じ視線で仕事を捕らえている。驚異的な真剣さにプロの原点を見たような気がした。